この春、僕は茨城は土浦に3回通った。
茨城在住の水彩画の大家、田中己永先生のアトリエがあるのだ。
多くの生徒さんを収容可能な教室としても設計されているこのアトリエは、ゆったりと広く、壁や天井が白で統一されているため、僕にとっては使い勝手のいいフォトスタジオ。
数年前に田中己永先生の御本のために写真撮影をさせていただいたのだけれど
今回は己永先生主催のアトリエ・ハートタイムに参加されている三上詩絵先生の御本のための撮影。
打ち合わせに余念のない詩絵先生と編集の大越さん。
己永先生も全面的にバックアップのありがたい撮影環境。
水彩画はもとより、書道にも精通されているとの詩絵先生。
この度は本作りのために色鉛筆によるリアル絵画の技法を惜しみなく披露されました。
色鉛筆も水彩のように混色が出来ることをはじめて知りました。
ご自分で撮影された写真から、それぞれの部位の色を数字で示すカラーチャートを作成。
こうして自然の織り成す色、植物や静物、食物などのリアルな色が色鉛筆によって再現されていきます。
真っ白だった紙の上に一本のスプーンが表出。
感動の一瞬でした。
色鉛筆って、すごい。
表紙とともに著者三上詩絵先生の素敵なポートレートも披露しちゃいますね。
本のタイトルは『リアル色鉛筆レッスン』と決まりました。
いよいよ来週、7月25日に日貿出版社から発売されます。
詩絵先生の技法が満載の良書です。
己永先生も太鼓判!
みなさま、本屋へ Go !!